そうだったのか!宇宙世紀3 『地球連邦政府の宇宙支配2』

地球連邦政府の宇宙支配2前回に続き地球連邦政府の宇宙支配について、もう少し掘り下げてみましょう。キーワードは地球に住む人と宇宙に住む人の感覚の違いです。

そもそもの宇宙移民計画による部分で、すでに双方の考え方が異なっていたところに、双方の生活土壌が独自の文化や考え方の溝を深めていきます。

 

エレニズムの発生と地球連邦の裏切り

博士ヤマガミ博士
さて、タケルくん、前回解説した内容を覚えているかな?

 

 

 

タケル2タケル
はい!
地球連邦政府は、約50年かけて人類の80%を地球から
宇宙( スペースコロニー) へ移民させました。

地球連邦は、表面的には民主主義を標榜していましたが、
アースノイドの選民意識によって形成された、一種の強権的・管理主義的政治体制によって各コロニーを支配していきました。

しかし、宇宙移民者の大半が次の世代に交代すると、
宇宙移民者の意識も変わり始めた…というところまでですね。

 

ユイユイ
う~ん…タケルさん難しいよぉ

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そうですね、少々難解な表現が多いようですが、
うまくまとまっています。

では、前回の続きを解説していきます。
宇宙移民者の第2世代、宇宙で生まれた
地球を知らない世代にとって「地球」に対する意識は、
地球に残ったアースノイド達とは異なるものになっていきました。

そして、スペースノイドの間に
「人類発祥の地である地球は自然のままの保護区とし、
人類はすべて宇宙に移住して、そこで文明を維持するべき」
という「エレニズム」と呼ばれる思想が生まれました。
U.C.0040、宇宙移民が総人口の約40%に達した頃のことです。

 

タケルタケル
人類はすべて宇宙に移住する…
そんなこと、特権階級を自認するアースノイド達が許さないでしょう?

 

 

 

博士ヤマガミ博士
許さないでしょうね。
ではここで一度整理してみましょう。

ユイさんにもわかりやすいように
アースノイドとスペースノイドの意識の違いをまとめてみました。

 

s3-1 スペースノイド、アースノイド比較

 

ユイユイ
そうか!宇宙に住む人達は、「そのうちみんな宇宙に移住する」

そう思っていたから、宇宙移民計画も順調に進んでいたんですね!

 

 

 

博士ヤマガミ博士
ユイさん、良い読みですよ!
しかし、地球連邦政府はそのようには考えていなかったんですね。
そしてU.C.0051、全人口の80%を宇宙に移住させ、
地球環境の改善が成し得たと見た地球連邦政府は、
「新規コロニー開発計画の凍結」を宣言します。

 

タケルタケル
えっ!それって…
大変じゃないですか

 

 

ユイユイ
えーどういうこと??全然わかんない…

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
「人類は、もうこれ以上宇宙に移住しませんよ」ってことですね。
この宣言の意味は、地球連邦政府が考えている以上に重要でした。

スペースノイドにとってこの宣言は、
アースノイドの「裏切り」に他ならなかったのです。

のちの「一年戦争」の遠因は、
この宣言であったという見方さえあるほどです。

 

ユイユイ
ひっど~い!!
宇宙にいる人からすればこんなのズルすぎだよ!

 

 

タケルタケル
これは、歴史が大きく動きますね~

 

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