そうだったのか!宇宙世紀4 『サイド3 の独立宣言』

サイド3の独立宇宙に住む人類は地球に住む人達との間に発生する様々な意識のズレを感じ始めます。そして、スペースノイドたちは自分たちの主張を地球に対して発するために自治権の要求、すなわち独立に向けた動きが活発化していきます。

今回はその中心人物であるジオン・ズム・ダイクンについて、
ヤマガミ博士が解説します!

 

ジオン・ズム・ダイクンの登場

博士ヤマガミ博士
さて前回、地球連邦政府によって
「新規コロニー開発計画の凍結」が宣言されたところまでお話しました。

これは「人類はすべて宇宙に移住するべき」という
スペースノイド達のエレニズム思想と真っ向から
対立する事になる重大な出来事でした。

 

タケルタケル
地球を保護する為に、全人類が宇宙に移住する。
その理想の実現のために、率先して住みやすい地球を
後にした人々にとっては、この宣言は裏切り行為ですからね~。
これはいけません

 

ユイユイ
うんうん。

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そうですね。そのため、この「新規コロニー開発計画の凍結」を受けて、
「スペースコロニーの地球連邦からの独立」を唱える人物が
数多く登場します。

その中でも、サイド3 に登場したジオン・ズム・ダイクンの指導のもと、
史上初、「スペースコロニーの地球連邦からの独立」が宣言されました。

U.C.0058 のことです。

国名は従来「ジオン共和国」とされていましたが、
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「ムンゾ自治共和国」という記載があります。

 

ユイユイ
独立って国を作っちゃうってことでしょう?
ジオン・ズム・ダイクンってすごい人なんだあ…

 

 

タケルタケル
それはジオン・ズム・ダイクンが指導者として優れていたからさ。

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そうですね。ジオン・ズム・ダイクンは非常に優れた指導力を持った
思想家・政治家であるといえます。

 

 

 

タケルタケル
なんといっても、シャアの父親ですからね!
そりゃそうですよ

 

 

ユイユイ
あっ!あのシャアのお父さんなんだぁ!
でも博士、そんなに簡単そうじゃないと思うんですけど…

 

 

 

博士ヤマガミ博士
非常に良い質問なので、
ユイさんの質問にもう少し具体的にお答えします。

ジオン・ズム・ダイクンが、
サイド3「ムンゾ自治共和国」の独立宣言を可能にさせた背景には、
以下の2つの大きな要因があると言われています。

 ・エレニズムをベースにして説いた、
  「スペースコロニーはサイドごとに国家として独立するべきである」という
  コントリズムと言われる思想が、当時のスペースノイドの強い共感を呼んだ。

 ・地球から最も離れた月の裏側にあり、地球への親近感が乏しい地域であった、
  というサイド3の立地条件。

つまり、「新規コロニー開発計画の凍結」を受けて高揚したエレニズムの運動を、
彼の見事な政治手腕によって「サイド国家主義」へと昇華させ、
地球連邦からの独立へと導いたんですね。

 

タケルタケル
サイド3はジオン・ズム・ダイクンが独立を宣言したのではなく、
住民の意志が独立を招いたとも言えますよね。

結果として、指導者として優れたジオン・ズム・ダイクンが
求められ選択されたということでしょう。
なるほど

ユイユイ
わたし、ジオン軍って悪い人達だと思ってました。
実際は、自分勝手な支配者からの解放運動なんですね。
応援したくなります^^

 

 

 

博士ヤマガミ博士
でもねユイさん。こと「戦争」というものにおいて、
どちらが正しいと決めつける事は出来ないと思います。

ただ、「一年戦争」という1年に渡る長期戦において、
ジオン軍の敗北が決定的になってもなお、
強固な結束を持って地球連邦軍に抵抗し得たという事実は、
ギレン・ザビという指導者の力だけではなく、
民衆の中に明確な「自分たちの正義」が存在していた事が大きな要因と言えますね。

ただ、この段階でサイド3は、共和国の独立を宣言しただけで、
地球連邦政府に独立を認められたものではなかったんです。

ここで確認しておきたいのは、
ジオン・ズム・ダイクンは地球連邦政府に独立を認めさせるという大きな目標を、
決して戦争という武力で達成しようとは考えていなかったということです。

次回は、「スペースコロニーの間で起こったエレニズム運動や、
ジオン・ズム・ダイクンの指導によるサイド3の独立宣言に対して、
地球連邦政府がどのような対応をしていったのか」という事を
解説していきたいと思います。

 

タケルタケル
地球連邦がサイド3の独立を認めるということは、
他のサイドの独立を誘発させる事になり、
自分たちの利益が損なわれる。

そんなことは認めませんねぇ、彼らは。
難しいところです

ユイユイ
ヒドいことをしなければ良いけど…

 

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