そうだったのか!宇宙世紀7 『ムンゾ自治共和国の自治政府』

s7_titleサイド3が独立宣言をおこなった際に、自治権を行使する目的で国防隊を配置する必要がありました。地球から各コロニーを管理していた状況だったため、実はサイド3に配置される国防隊はもともと地球連邦政府の軍が駐留していた兵によって編成されていたのです。

当時の流れをヤマガミ博士が解説します。

 

ムンゾ自治共和国国防隊のなりたち

博士ヤマガミ博士
前回は、各コロニーの反地球連邦運動の激化に際して、
地球連邦軍が増強されたことを解説しました。

 

 

 

タケルタケル
危険な動きですね。
僕たちがその時代に生きていたとしても、戦争を予感させられます。

 

 

 

博士ヤマガミ博士
今回は、前回ユイさんの質問にもあった
ムンゾ自治共和国の軍隊について解説したいと思います。

ムンゾ自治共和国国防隊は、サイド3の独立と同時に発足しましたが、
その構成員の多くはサイド3に駐屯していた地球連邦軍の
将兵だったんですね。

 

ユイユイ
ええ?!じゃあ兵隊さんはみんな連邦軍の人なんですか?
みんな裏切ってムンゾの兵隊になっちゃったってこと?

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そうなんですよ。
当時の地球連邦宇宙軍のコロニー駐屯部隊のほとんどは、
現地で公募した将兵で構成されていました。
つまり彼らも純然としたスペースノイドであり、
ジオン・ズム・ダイクンの自治独立運動の支持者だったんですね。

 

タケルタケル
地球連邦政府にとって
「各スペースコロニーの住人は政府に忠誠を尽くす善良な市民である」
と、いつまでも
思い込んでいたんでしょうね。
その通りであれば、現地登用の方がなにかと都合が良い。
その通りであれば… ね。

 

 

博士ヤマガミ博士
地球連邦政府にしてみれば、コロニーの独立を唱えるような人間は
スペースノイドの中でも一部の不逞の輩であり、
大多数の人間はそうした意見には与しないと考えられていたんですね。

 

 

ユイユイ
でも兵士さんはもともと宇宙に住んでいる人だから
独立に賛成しちゃったっていうことですよね?
すぐにそうなるって連邦軍はわからなかったのかなあ…

 

 

タケルタケル
一概にそうとも言えないよ、ユイ。
旧世紀の歴史を見ても、革命を叫んで活動した集団のほとんどは、
大衆の同意を得ることができずに失敗しているんだよ。
地球連邦政府の考え方が特に楽観的だった訳じゃないさ。
でも、それを可能にした理由は…

 

ユイユイ
あっわかった!
ジオン・ズム・ダイクンが凄かったから!でしょ?

 

 

 

博士ヤマガミ博士
確かに、ムンゾ自治共和国国防隊の発足に際しての、
コロニー駐屯部隊の懐柔と吸収の手際には、
目を見張るものがありますね。

タケル君風に言うなら、それを可能にしたのは…
デギン・ソド・ザビという人物です。

 

 

ユイユイ
知ってる名前が出てきたぞ~!
ザビ家のお父さんだよね!

 

 

タケルタケル
とうとう出てきたな、ザビ家…

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
だんだん2人の知っている名前が
出てくるようになってきましたね~。

このコロニー駐屯軍のムンゾ自治共和国国防隊への吸収の事実を受けて、
地球連邦政府はスペースノイドに対する見方を改めます。

前回お話しした地球連邦軍の軍備拡張の主な目的は、
宇宙軍の増強、それも、コロニー駐屯軍のアースノイド化にありました。

 

ユイユイ
えっと、スペースノイドが地球連邦軍のコロニー兵だったら
いつ独立して寝返っちゃうかわからないから
地球から兵士を送るように変えたっていうことかな…

 

 

 

博士ヤマガミ博士
ユイさん素晴らしい!そのとおりです^^

 

 

 

ユイユイ
エヘヘ~ やったぁ!嬉しいなぁ^^

 

 

 

タケルタケル
でも、これって大事件ですよね博士…
これで各コロニーでの駐屯軍とデモ隊との衝突は、
互いに反目するアースノイドとスペースノイドの衝突という
図式に変わった訳ですね。
ここから、より苛烈なものになっていくでしょうね。

 

 

博士ヤマガミ博士
タケルくん。いい考察ですよ。
タケルくんが言ってくれたとおり、アースノイド対スペースノイドという
巨大な対抗の思想渦がこれで明確になってしまったわけですからね…

ここから先が本当の意味での戦史なのかもしれませんね。

その中核となっていく人物であるジオン・ズム・ダイクンと、
今回名前の出たデギン・ソド・ザビについて次回はお話したいと思います。

 

タケルタケル
お~!、いよいよですね!

 

 

 

ユイユイ
知っている人達が続々登場だぁ^^

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
これから、テレビシリーズ『機動戦士ガンダム』に
登場した人物が続々と出てきますよ。

お楽しみに!

 

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