そうだったのか!宇宙世紀9 『ムンゾ自治共和国の自治政府3』

むんぞ自治共和国の自治政府3ムンゾ自治共和国のカリスマ指導者として民衆の支持を得たジオン・ダイクンと、その裏側を支える参謀として従事したデギン・ザビの2人。互いの存在位置が国の体制を盤石にしているように見えましたが、二人の考え方には穏健独立派と武力独立派との分離を導いてしまう流れが生まれてしまいます。

この内容をヤマガミ博士が解説します!

 

武闘派の拡大とデギン・ソド・ザビの台頭

博士ヤマガミ博士
前回は、ムンゾ自治共和国が、地球連邦の軍拡に合わせて
国防隊を国軍に昇格し、軍備を強化したところまでお話しました。

 

 

 

タケルタケル
穏健派のジオン・ズム・ダイクンも、
「連邦と対等に交渉するためにはある程度の軍事力が必要」と、
これを容認していたんですよね!

 

 

 

博士ヤマガミ博士
今回は、その続きです。
ジオン・ズム・ダイクンの政治的目標は、あくまでも交渉によって
独立を勝ち取ることでした。

軍拡によって連邦に脅威を与え、交渉の場に引きずり出す。
でも、これができてもやっと「独立マラソン」のスタートラインに
立てるという状況なんです。

 

タケルタケル
う~ん、目標の達成にはかなりの時間がかかりますね~。

 

 

 

ユイユイ
たくさんの駆け引きが必要なんですね。
もう聞いてるだけでつらいよぉ~。。

 

 

 

博士ヤマガミ博士
しかし、熱狂的であるが故に、国民の中には
その目標の達成を急ぐ人々もまた、増えていったんですね。

デギン・ソド・ザビ主導による国軍増強が、
彼らの中に「武力行使も辞さない」という強行派を生み出しました。

 

 

ユイユイ
武力行使も辞さないって… そんなの違うよ…

 

 

 

タケルタケル
こうなってくると、
デギン・ソド・ザビの政治的権力が強まっていきますね~

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そうです。もともと野心家であったデギン・ソド・ザビは、
強行派を自分の支持者に取り込み、その発言力を強めていきます。

 

 

 

ユイユイ
なんだかジオンさんの考え方から
ちょっとずつズレてきちゃってる気がする。。

ジオンさんはこれでいいんですか?

 

 

博士ヤマガミ博士
もちろん好ましい事ではなかった筈ですよ。
自分の協力者であったデギン・ソド・ザビが支持基盤を広げ、
対等の立場になろうとしているのですから。

しかし、彼はこうも考えました。
「デギン・ソド・ザビが軍拡の象徴となれば、
穏健派は自分への支持でさらに結束する」と。

今となっては確認のしようもありませんが、
「国軍の廃止を条件に独立を勝ち取る」という一手を考えていたかもしれません。

そうなれば、政敵となったデギン・ソド・ザビを、
彼の支持基盤である国軍とともに一掃できますからね。

 

 

タケルタケル
策士ですね~、ジオン・ズム・ダイクンは!

 

 

 

ユイユイ
でもどうなっちゃうの?これから…

 

 

 

 

博士ヤマガミ博士
あくまでも推論ですけどね。
国軍を筆頭とする武闘派の支持を受けたデギン・ソド・ザビは、
彼らの要求を具体化することで、その支持を急速に拡大していきました。

そしてとうとう、
U.C.0067 ジオン・ズム・ダイクン派が準備した
「コロニー自治権整備法案」が、
審議さえされぬまま廃案になりました。

 

 

ユイユイ
??どういうことですか?^^;

 

 

 

タケルタケル
ついに軍事強行路線のデギン派の力が、
和平交渉路線のジオン派を上回ったってことじゃないか?

 

 

 

博士ヤマガミ博士
そう言っても良いかもしれません。
このことは穏健派を落胆させ、武闘派をさらに勢いづかせる結果
となったんですね。

この後、民衆の意思はジオン・ズム・ダイクンの説く理想を、
デギン・ソド・ザビの手法をもって実現しようという方向に
傾いていきました。

ですが、実はデギン・ソド・ザビ自身、
この急激な民意の高まりに戸惑っている節もあったんですね。

事実、後に長子ギレンの開戦の主張に対し、彼は終止消極的でした。
彼の野心とは、共和国政府内での自身の地位の向上であり、
その道具としての軍拡であったと言われています。

 

 

タケルタケル
本当に連邦と戦って勝てるとは思っていなかったんですね。

 

 

 

ユイユイ
え~っと…
デギンさんは地位だけが欲しいのに
勝手に戦争に勝てるぞムードができちゃったってこと?

 

 

 

博士ヤマガミ博士
ユイさん。そういう見方が一番近いと思います。
実は連邦との緊張感を利用したデギン・ソド・ザビの
政治的策略が思わぬ方向性に進んでしまった…

大衆の連帯感は、時にどのように動くかわからない
ということでしょう。

そんな中、誰もが予期せぬ事件が起こります。
それはまた、次回お話しますね。

 

 

タケルタケル
多分、アレだな…

 

 

 

ユイユイ
え~っ!なになに??

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